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標準周波数報時シミュレータ STEMU (Ver0.61)

(C)2004-2005 by DEKO 2005.02.08(0.61)<--2004.05.16(0.501)

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■概要

 標準周波数報時シミュレータです。

 パソコンのシステム時刻と同期して、各周波数報時システムを模倣します。

 (NTPと連動すれば完璧!?)

 

 現在の対応は

 ・JJY:日本 ("JJY"はNICT:情報通信研究機構(旧CRL:通信総合研究所)さんの商標です)

 です。

 VisualC++6.0で作成してあります。

 

 ※このシミュレータで発生する音声・信号は、個人的趣向にてご利用下さい。

  JJYの信号パターン自身を含めてNICTさんの意匠である可能性があります。

  また、シミュレータからの出力を無線送信することは、アマチュアバンドであっても

  旧JJYの電波形式がAXWであることや常時周波数を占有することなどを鑑みると

  さまざまな理由から法に抵触する恐れがあります。

  どうしても...と思われる方は個人的に有識者または総務省などへご相談下さい。

  当方からは何らサポート差し上げることができませんので何卒ご了解下さい。

 

■動作環境

 Windows95,WindowsNT4.0以降であれば動くと思うのですが...。

 サウンドボード(44100kHz,16bit,モノラル出力対応)が必須です。

 音声の再生には、音声ファイルが必要です。(後述)

 

 ※WindowsNT4.0ではサウンドデバイスが排他利用される為、

 他のプログラムがサウンドデバイスを開いているとこのプログラムで利用できません。

 

 [確認済み]

 WindowxXP Professional Edition(SP2)

 WindowsXP Professional Edition(SP1) CPU:Cerelon2.0 RAM:1GB AC97対応サウンドボード(MB内蔵)

 WindowsXP Home Edition(SP1)

 Windows98 Second Edition

 Windows98(NEC)

 WindowsNT4.0 Server(SP6:NEC) <- ちょっと不安定?

OS不明 PC-9821Xa + Mate-X PCM

 

■インストール/アンインストール/起動方法

 お好みのフォルダに解凍しましたら、

 そのままstemu.exeを起動します。

 (音声を発声させたい場合は、後述の「■音声の発声について」をお読み下さい。)

 

 レジストリ登録は行っていませんので、

 アンインストールする場合は、ファイルをすべて消すだけです。

 

■操作方法

 ・右上の[×]ボタン

  ソフトウエアを終了します。

 ・右上の[_]ボタン

  画面をタスクトレイに隠します。

  タスクトレイのアイコンから、再びウインドウを開くことができます。(後述)

 

 ・[送信!]トグルボタン

  報時を開始/停止します。

 

 ・サウンドデバイス選択リスト

  出力に使うサウンドデバイスを選択します。

  報時中(送信中)は変更できません。

 ・振幅レベル指定リスト

  出力波形の振幅レベル(=音量)を指定します。

  Windows全体との音量バランス調整に有用です。

  報時中(送信中)は変更できません。

 ・音量スライダー

  音量を調整します。

  Windows全体のWave出力音量が変化します。

 ・自動開始チェック

  チェックをつけておくと、次回起動時に自動で送信を開始します。

  (自動的にタスクトレイに入った状態になります。)

 

 ・タスクトレイ(右下のアイコン)

  右クリックでメニューを選択できます。

  ただしウインドウ表示時はメニューは出ず、タスクトレイから操作できませんので

  ウインドウから操作して下さい。

 

 ==JJY(R)==

 ・毎時35'00-39'00は休止します。

 

 ・DUT1

 DUT1を指定します。

 ・電波警報

 電波警報を指定します。

 

 ※報時中(送信中)における設定変更後の反映は

  動作のしくみの都合上、2〜5分あとになります。

  ただし一度報時(送信)を停止して開始すれば即時に反映されます。

 

■音声の発声について

 音声ファイル(wav形式)を用意することで

 毎時00分,10分,...50分前の「アノ声」を再生します。

 

 フォーマット:

  PCM (44.1kHz 16bit mono) RIFF形式(.wav)ファイル

 配置場所:

  1)stemu.exe の位置に"JJY"フォルダを作成

  2)次の命名規則(英文字の大小はどちらでも可)でファイルを配置

  「<局名(コールサイン)>」->"call.wav"

  (call.wavがない場合はjjy.wavを読みに行きます。)

  「ジェイエスティ」->"jst.wav"

  「○○時」->"Hxx.wav" xxは00〜23の該当時

  「○○分」->"Mxx.wav" x0は00〜59の該当分

 

<フォルダ構造>

stemu.exe

+-JJY

call.wav (jjy.wavも可)

jst.wav

h00.wav

h01.wav

...

h23.wav

m00.wav

...

m50.wav

 

※「名崎無線送信所研究サイト」および「CB無線、アマチュア無線の部屋」に

 (オリジナルの!)音声ファイルの入手方法が記載されています。

 

■著作権など

 不具合や仕様誤り、ご要望などのご連絡はDEKO[mailto:mt@qka.jp](あるいはWeb掲示板「2ちゃんねる無線板」)

 でお待ちしております。

 また、このソフトウエアとドキュメントなどから生ずる損害につきましては、当方は責任を負いませんのでご注意下さい。

 

■謝辞

 ・名崎無線送信所研究サイト http://homepage2.nifty.com/nazaki-tx1/WEB/INDEX1.htm

 ・東北大学天文同好会 http://www.geocities.jp/toshi_skm/astro/

  http://www.geocities.jp/inotomojiro/astro/format.htm

 ・CB無線、アマチュア無線の部屋 http://www.geocities.jp/oomaebakatarou/

 ・某掲示板某スレッド186さん,188さん,他みなさん

 ・ファイル圧縮にはLHACA(村山富男さん作)を利用させていただきました。

 

■改変履歴

2005/02/06 0.61

 ・休止時間内(約毎時38分00秒)にパソコンのクロックと同期するよう改修

 ・コールサイン、発声のタイミングを修正

 ・タスクトレイアイコンをクリックしたときにウインドウを前面に出すよう修正

2004/06/03 0.530 初版

 ・音声ボリュームを常に変更可能に、別途振幅レベル指定可能に改修

 ・自動開始機能追加

 ・前回の設定状態を記憶するよう改修

 ・ログ出力窓を廃止。

2004/05/20 0.521 ベータ03版

 ・音声ファイル(wav)がある場合に発声するよう改修

 ・タスクトレイに収納するよう改修

 ・出力レベル(振幅)を指定できるよう改修

 ・DUT1の出力パターンの誤りを修正

 ・停止時のバッファ解放ロジックのバグを修正

 ・ロジックを改め、予告信号が出力されない場合があるバグを修正

2004/05/17 0.502 ベータ02版

 ・送信ボタンを再使用できなかったバグを修正

 ・出力デバイス選択ドロップリストを追加

 ・暫定でログ出力窓を作成

2004/05/16 0.501 ベータ01版

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