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 今回は故郷の函館漁業無線局(JHD)を紹介します。

 同局は、私の生まれた年と同じ、昭和26年6月10日に、本邦5番目の漁業無線局として

 開局しています。画像は数年前に訪問した時のものです。

 北洋漁業がなくなり、函館港はかつての賑わいはありませんが、西浜岸壁(官庁船がよく停泊)に

 着目していると、まだまだ興味のある船舶が着岸しております。次回は、函館港の船舶にスポットを

 当てたいと思います。

 (画像をクリックすると、拡大画像のウインドウが開きます。)          

 海側から見た、函館漁業のアンテナ群です。

 後ろは函館山です。

 手前の緑の絨毯は漁網です!

 

 入り口側です。後ろは、石川啄木の墓がある、

 立待岬です。無線局の窓から眺める津軽海峡は

 最高です。

 
 電話(SSB)の卓です。漁業無線局は、どこも

 経営が苦しく、船舶の小型ラックの払い下げを

 活用しています。

 見慣れない受信機がありますね。右から

 沖:RH3025
 JRC:NRD−92
 沖海洋:ORS−6001
 沖:RH−6003

 と、博物館の様相です。

 

 CWの卓です。ここからアルゼンチン沖の

 漁船と定時連絡しています。

 でも、加入船が激減しており、CWの殆どの

 局は官庁(北海道庁:水産高校実習船、北大等)で、

 一般の遠洋漁業の局は1桁以内だと思います。

 27MHz帯中心の卓です。

 NRD-10、NRD-66は廃局した江差(ひやまぎょぎょう)

 からのお下がりで、りっぱにお勤めしております。

 黒い受信機は、沖電気のスポット機

 ORS−3302 です。

 スピーカは多分、昭和20年代の沖電気製だと

 思います。

 左の受信機は、沖電気のRH-413で、もちろん

 真空管機です。数年前までは、バックアップで

 活躍していました。同局はまさに沖電気の

 博物館で送信機も沖電気です。

 私もこれ1台しか見たことのない、Rareな

 沖海洋のシンセサイザ機、ORS−6001 です。

 アップコンバージョンで、1st IFはなんと

 102.455MHzです。

 上は、セルコール(選択呼出)受信機です。